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そのままにしておくと取れづらくなってしまうこともあるため、黒ずみが発生する原因と対処法を知っておきましょう。
今回の記事はクリンネスト1級を保有する人気インスタグラマーのりんごさんに監修していただきました。
フローリングの黒ずみの原因には大きく分けて5つの原因があります。
それぞれについて発生する原因を見ていきましょう。
フローリングは素足で歩き回ることが多いため皮脂がつきやすい傾向にあります。
人の足の裏は汗をかきやすく、多くの分泌物が発生するためです。
また皮脂はフローリングとホコリやゴミとの接着剤のような役割となり、ホコリやゴミをフローリングに付着させます。
それらが水分や汚れを吸着することで黒ずみとなっていくのです。
特にキッチン周りのフローリングは調理時の油がはねやすく黒ずみができることが多いです。
またその油を踏んだ足やスリッパでリビングや寝室などを歩くことで油ハネを他の部屋のフローリングに持ち込んでしまい黒ずみの原因となってしまうこともあります。
外気と接する窓の周辺の黒ずみは、カビの可能性があります。
結露は外気温と室内気温に差があるときに室内の水蒸気が凝結することによって起こります。
そして湿度が高い状態が続くことでカビが発生するのです。
また、フローリングの上に敷布団やマットレスを直接敷いて寝ている場所にも、汗によって湿度が高い状態が続き、カビが発生してしまうこともあります。
ワックスが黒ずみの原因となることもあります。
ワックスは塗ってから時間が経過や生活していく過程で劣化したり、ベランダ付近のフローリングなどは日が当たることによって劣化したりします。
その結果ワックスが剥がれて黒ずみの原因になります。
放置しておくと黒ずみはより深刻になっていきます。
フローリングの黒ずみの原因で一番多いのが液体による汚れです。
ジュースなどをこぼしたり、お風呂上がりに濡れた状態でフローリングを歩いたりすると、その水分によってフローリングが傷んだり、木が腐ったりして黒ずんでしまうことがあります。
この黒ずみを落とすのは掃除では難しくなるためフロアマットを敷いたりすぐに拭き取ったりするなど注意が必要です。
どうしても落ちない黒ずみになってしまった場合は業者に依頼する必要があります。
黒ずみを落とすためにはさまざまな方法がありますが、黒ずみの原因によって適する対処法が異なります。
まずは雑巾で水拭きしてみましょう。
フローリングに残った水分によってカビが生えてしまうのではないかと考え、水ぶきを避けている方もいるかもしれません。
しか、小さなお子さんやペットがいる家庭では床を汚してしまうことも多く、そんな汚れを放置しておくことのほうがフローリングに悪影響を与えます。
固く絞った雑巾で水拭きし、その後乾拭して水分を残さないように気をつければ、問題ありません。
水拭きだけではなかなか汚れが落ちないときは、台所用洗剤やウタマロなどの中性洗剤を使うのがオススメです。
台所洗剤は油落ちもよく、フローリングの黒ずみ落としにも効果的です。
台所洗剤を使用する際は、薄めて雑巾で拭いてください。
中性洗剤を使用する際は、バケツ1杯程度に小さじ1杯程度を入れて拭いてください。
ウタマロの場合は2プッシュ程度でOKです。
基本的に2度拭きしなくても問題ないですが、お子さんがいるなどして心配な場合は水拭きをしておきましょう。
もしくは住宅用中性洗剤を使用するのも手です。
汚れがひどい箇所についてはアルカリ性洗剤を用いることが効果的です。
フローリング用のものなども市販されているため、それらをスプレーで吹きかけ乾いた雑巾で拭き取れば綺麗に落とすことができます。
しかし小さいお子さんやペットがいる家庭では洗剤を使うことに少し抵抗感があるかもしれません。
そんなときに安心して利用できるかつ汚れに効果的なのが重曹です。
重曹は弱アルカリ性で赤ちゃんやペットにも害がありません。
また、重曹には油を分解してくれる効果があるためキッチン周りなどの油汚れが原因となってできた黒ずみも効果的に落とすことができます。
重曹は化学的には炭酸水素ナトリウムと呼ばれ、食塩水と二酸化炭素から作られます。
人間の体内にもある物質のため安全です。
入浴剤や胃薬などにも使われています。
重曹には以下の3つの特徴があります。
バケツに水かぬるま湯を入れます。
重曹が溶けやすいためぬるま湯のほうがおすすめです。
ただし、65度以上のお湯を使うと重曹が分解され強アルカリ性になってしまうため注意が必要です。
そこへ重曹を大さじ3〜4杯入れてかき混ぜます。
これで重曹水の完成です。
黒ずみが気になるところへ重曹水をスプレーで吹きかけ、残らないように水拭きしていきます。
スプレーボトルがない場合は雑巾に重曹水を染み込ませて拭いたあと水拭きをするというのでも構いません。
重曹がフローリングに残ると白っぽくなってしまうため、水を含ませた雑巾で綺麗に拭き取るようにしましょう。
先ほども紹介したように、重曹は弱アルカリ性で黒ずみ落としに適しています。
しかし、研磨作用があるためワックスが剥がれる可能性がある点に注意してください。
心配だけれど重曹を利用したい方は、薄めに重曹水を作って活用することをおすすめします。
カビによる黒ずみには、アルコールをスプレーし拭き取る方法も効果的です。
アルコールには揮発性があり、水分が残ってカビが発生することもありません。
ただし、アルコールはワックスと反応して白くなることがあるので注意してください。
脱色が心配な方は一度目立たないとこにアルコールを吹きかけ試してみましょう。
専用のカビ取りスプレーを使用する方が無難です。
ワックスの劣化が黒ずみの原因の場合や、ワックスの下までカビが浸透してしまっている場合は、黒ずみを落とすためには一度ワックスを剥がす必要があります。
次の手順に従って行いましょう。
ホコリやゴミが付いた状態でワックスを剥がし、それに気づかないまま新しいワックスをかけてしまうと、ワックスと床の間にホコリやゴミが入り込み結果として汚れの原因になります。
まずは綺麗になるまで掃除機やモップで取り除くことが大切です。
ワックス剥離剤を直接フローリングにかけると、フローリングの脱色などの恐れがあるため、雑巾に含ませて床全体へ塗布するようにしましょう。
また剥ぎ残しがあると黒ずみの原因になるため漏れなく全体に塗布することが重要です。
スポンジなどを使ってこすると効果的です。
たわしなどを使うとフローリングを傷つけてしまうため、柔らかい布やスポンジで丁寧にこすりましょう。
汚れやワックス剥離剤が残らないよう丁寧に何度も水拭きしましょう。
その後床が乾くまで待ちます。
水分がある状態でワックスをかけると塗りムラがでるほかカビが発生する原因にもなるため、十分な時間乾燥させましょう。
直接フローリングにワックスをかけると塗りムラが出てしまうため、モップやワイパーにつけた状態でフローリングに薄くのばしましょう。
その後乾くのを待って完了です。
黒ずみが特に気になるところについての除去方法について流れを解説していきます。
目に見えるゴミやホコリをワイパーやモップを用いて取り除きます。
ゴミやほこりが残った状態で水拭きや洗剤を使っても、汚れが綺麗に落ちないことがあるため、綺麗に取り除いておくことが大切です。
ゴミやほこりが残った状態で水拭きをすると、ゴミやホコリが水分を拭くんで固まって掃除がしにくくなってしまいます。
フローリングの継ぎ目などワイパーやモップで取り除けなかったところに関しては掃除機で取り除きましょう。
黒ずみや汚れがあるところを雑巾で水拭きしていきます。
特に汚れが目立つところに関しては上で説明したとおりアルカリ性洗剤を用いて拭き取っていきましょう。
雑巾で拭き取るのが難しいフローリングの継ぎ目や壁と床の間には歯ブラシや爪楊枝を使う黒ずみを落とすことができます。
歯ブラシを使う際には薄めた中性洗剤を含ませてこすることで黒ずみが落ちやすくなります。
ワックスが剥がれかかっているところがある場合や、ワックス剥離剤を使った場合は新しいワックスをかけていきましょう。
その際、直接フローリングにかけると塗りムラが出るため、モップやワイパーにつけてフローリングに薄くのばしていきます。
フローリングの黒ずみを防止するための方法について解説していきます。
まずはワイパーやモップによってホコリやゴミを取り除くことが大切ですが、フローリングの継ぎ目などの細かい溝に溜まったホコリは十分に取り除けない場合があります。
ホコリやゴミは汚れや黒ずみの原因となるため、それを取り除くために掃除機を丁寧にかけることが重要です。
マイクロファイバーとは極細(8マイクロメートル以下)のナイロンやポリエステルなどの繊維のことで軽く吸湿性があります。
一見掃除には有効な素材に見えますが、フローリングの掃除には注意が必要です。
マイクロファイバーは耐久性が低く、繊維が落ちてしまいます。
それがほこりとなり、そのホコリが水分を吸収して汚れや黒ずみの原因になります。
そのためフローリングの掃除には柔らかい布の雑巾やスポンジでの水拭きが有効です。
汚れを落とすための薬剤を染み込ませてある化学雑巾というものが市販されていますが、こちらをフローリングで使用する際は注意が必要です。
薬剤の成分によってフローリングが白く変色したり、脱色してしまったりする恐れがあります。
そのため汚れを落としたらすぐにゴミ箱や袋に入れて処分するようにしましょう。
特に水拭きなどによって濡れている箇所に化学雑巾をあてると、ひどく変色する恐れがあるため注意が必要です。
フローリングを水拭きすると、水分が残ることによって結果的にカビが発生してしまうことがあります。
それを防止するためにも早く乾燥できる晴れた日に水拭きを行いましょう。
また晴れた日でも、乾燥するまでの間にフローリングに水分が残っているのはよくありません。
水拭きをしたあとは乾いた雑巾で残っている水分を拭き取るようにしましょう。
結露ができてカビが発生することによってできる黒ずみを防止するのに有効な方法です。
窓の内側にもう1つ窓を追加して二重サッシとすることで結露を予防する方法で、北国など冬場の外気温が氷点下になるようなところでは防寒の観点と結露防止の観点から標準的になっています。
二重サッシとすることで内窓と外窓との間の空気層が断熱の役割を果たし、室内の気密性が高まることによって結露を防止します。
こうすることでカビの発生が抑制され、窓付近のフローリングの黒ずみを防ぐことができるのです。
物理的な方法としてフロアマットやラグを敷くということが有効です。
小さなお子さんやペットがいる場合の汚れ防止にはもちろんですが、普段生活してる中で、裸足で歩くことによって床に皮脂が付着するのを防ぐこともできます。
またキッチン周りに敷いておくことで油ハネなどによってできる黒ずみも防止できるため有効です。
一方で敷いた下のフローリングには湿気がたまってしまい、カビが発生してしまうこともあるため時折干して乾燥させたり、洗濯したりして清潔に保つ必要があります。
ここまでフローリングの黒ずみの落とし方を紹介してきました。
どうしても汚れが落ちない場合は、ハウスクリーニングなどの業者を利用してみるのも一つの手です。
ここでは家事代行ラボ編集部おすすめのサービスを紹介します。
おそうじ本舗は、全国1,200店舗を展開する業界シェアNo.1のハウスクリーニングサービスで、質の高いサービスが全国どこでも受けられるのが魅力です。
フローリングをプロの技術できれいにした後、しっかりワックスでコーティングも行ってくれます。
基本料金 | 12,000円(10畳以下) |
---|---|
交通費 | 基本なし(遠方の場合や駐車場がない場合などにかかる時もあり) |
損害補償 | あり |
対応エリア | 全国47都道府県に対応 |
マイスターコーティングはフロアコーティングを施してくれるサービスです。
ワックスとの違いは、耐久年数が5年以上ある点です。
ワックスは摩擦などですぐはがれてしまいますが、コーティングは長期に渡ってフローリングを汚れや傷などから保護してくれます。
一度の施工で、10年近くフローリングの掃除を楽にしてくれるので、家事の負担を大きく抑えることができます。
今回はフローリングの黒ずみについて発生する原因や取り除くための方法を解説しました。
フローリングの黒ずみは皮脂の汚れやワックスの劣化など日々の生活の中で徐々に汚れが蓄積してできるものと、油はねやカビ、ジュースなどの液体など衛生面の管理不足で起こるものがあります。
黒ずみを落とすには水拭きや中性、弱アルカリ性洗剤で拭き取る方法があり、それでも落ちないときは一度ワックスを剥がして汚れを落としワックスを塗り直すという方法が有効です。
フローリングに黒ずみを作らないためには普段からの心がけが重要です。
こまめに丁寧に掃除機をかけたりフロアマットやラグを敷いて液体や皮脂から守るなどできることから始めましょう。
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