着物の宅配クリーニングおすすめ5選!頻度や料金相場、普段のお手入れ方法もくわしく解説

2020/06/28 / 2020/12/28

着物の宅配クリーニングおすすめ5選!頻度や料金相場、普段のお手入れ方法もくわしく解説

着物は、柄や装飾が施されているデリケートな衣類です。

ハレの日に着ることが多い、大切な着物だからこそしっかりとクリーニングしたいもの。

この記事では、着物のクリーニング頻度や料金相場、クリーニング業者の選び方について解説しています。

さらに、おすすめの宅配クリーニングサービス、普段のお手入れ方法も紹介していますので参考にしてください。

着物をクリーニングする頻度

普段から着物を着用している人は、初夏から秋頃までは単、夏場は絽や紗、秋から翌年5月くらいまでは袷といった具合に、季節によって着用する種類が異なるでしょう。

目立つ汚れがなければ、それぞれシーズンが終了したタイミングでクリーニングに出すのがおすすめです。

振袖や訪問着など、着用頻度が低い着物は、その都度クリーニングに出すとよいでしょう。

着物クリーニングの料金相場

着物のクリーニング料金は、クリーニング店や着物の種類によって大きく異なりますが、5,000円~10,000円が相場のようです。

以下で、おもなクリーニング店の料金を比較してみます。

ホワイト急便
(税別)
白洋舎
(税別)
うさちゃんクリーニング
(税込)
訪問着 4,800円~ 9,500円 9,350円
留袖 6,800円~ 11,000円(ひよく付き) 9,350円
振袖 7,800円~ 9,350円
9,000円
8,000円

着物クリーニング業者を選ぶときのポイント

着物をクリーニングに出すときに、どこのお店に出せばいいか迷いませんか?

着物のクリーニング業者を選ぶ際のポイントを紹介します。

専門店、または実績が豊富

着物のクリーニングには、技術と経験が必要です。

着物専用の設備や溶剤などを使用している、さらに、経験豊富な職人がクリーニングを行っている業者を選びましょう。

ホームページにクリーニング実績が掲載されている場合もあるので、合わせてチェックしてみてください。

料金が事前に分かる

着物は、汚れやシミ、装飾などによりクリーニング料金が変動します。

料金が書かれていても安心せず、事前に見積もりをもらうか、追加料金がかかる場合は連絡をもらえる業者にすると安心です。

着物に合わせた梱包で届く

通常のクリーニングは、ビニール袋に入って返却されますが、着物では、梱包を工夫している業者を選びましょう。

タトウ紙で包まれていたり、専用の梱包材を使用していたりすれば、湿気やシワに気をつけている証拠です。

補償制度がある

補償制度がしっかりしている業者を選びましょう。

着物は高価なものが多いため、補償制度があれば、破損や紛失などもしものトラブルが起きた際に、賠償してもらえて安心です。

口コミの評判がよい

SNSなどで業者の口コミを検索してみましょう。

すべてを鵜呑みにするのは危険ですが、利用者の客観的な視点で、業者の対応や着物の扱い方などを知ることができます。

ホームページに利用者の声を掲載しているところもあるので、参考にしてみるのもいいでしょう。

着物クリーニングに追加したいオプション

着物をクリーニングに出すときに、追加したいオプション加工を紹介します。

通常のクリーニングと組み合わせることで、格段にきれいな仕上がりになるのでおすすめです。

汗抜き加工

汗抜きは、水洗いして汗を除去する加工です。

着物は襟もとなどに汗が付着しやく、放置しておくと黄ばみの原因になります。

一般的なクリーニング店ではドライクリーニングが主流ですが、汗じみは落とせないので汗抜き加工を追加するのがおすすめです。

シミ抜き加工

シミ抜きは、食べこぼしや落ちにくいシミ、黒ずみを除去します。

お茶やコーヒーなどのシミ、カビ、時間が経った汚れにおすすめです。

また、ファンデーションは、皮脂やその他の汚れと混ざると落ちにくくなるため、シミ抜きが必要な場合があります。

おすすめの着物宅配クリーニング5選

「近所に着物をクリーニングしてくれるお店がない」

「実績のあるクリーニング店にお願いしたい」

そんな悩みも宅配クリーニングサービスなら解決できます。

ここでは、おすすめの宅配クリーニングサービス5社を紹介します。

きものtotonoe

きものtotone
きものtotonoeは、着物専門のクリーニング工場です。

年間6万点以上のクリーニング実績を持ち、難易度の高い、特殊なシミに対してのシミ抜きを得意としています。

「匠の診断」では、職人の入念な検品と最適なサービスを提案しており、ワンランク上の仕上がりが期待できます。

賠償制度もあり、1週間以内の再仕上げは無料です。

料金(税別)
訪問着 7,200円
留袖 7,200円
振袖 7,200円
匠の診断 +1,000円
汗抜き +2,100円~
シミ抜き 検品による見積もり

公式ページ

アライバ

アライバ
アライバは、創業55年を誇る老舗の着物クリーニング専門店です。

着物クリーニングの年間実績は20万着。

丸洗いクリーニングの料金が、種類に関わらず一律で分かりやすいのが特徴です。

着物に最適な環境で保管できる「着物完全保管サービス」が最初の1年間は無料で利用できます。

料金(税別)
着物1点 3,980円
3点パック(着物・帯・襦袢) 6,980円
4点パック(着物・帯・襦袢・袴) 8,980円
汗処理 +2,900円
ファンデーション汚れ落とし +1,900円

公式ページ

キレイナ


キレイナは、1着ごとにカルテを作成する「オーダークリーニング」の宅配サービスです。

手間をかけて本来のきれいさや風合いを出す「上質な水洗い」が特徴で、シミ抜きやカビ、さまざまな修復修繕の特殊技術で服を蘇らせる復元術を得意とします。

合計金額7,000円以上で片道送料無料、合計金額12,000円以上で往復送料無料となります。

料金(税別)
留袖・振袖 15,000円
着物(単) 9,000円
シミ・黄ばみ除去 5cm未満1,200円
5cm以上1,800円~

公式ページ

キレイナの口コミ評判や体験談を見る

リネット

リネット 宅配クリーニング
リネットは、宅配クリーニング満足度調査で5つの1位を獲得する宅配クリーニングサービスです。

1枚から申込可能で、シミ抜きや30日間の再仕上げ無料、手厚い保証なども充実しています。

通常会員は10,000円以上、プレミアム会員は2,400円以上で往復送料無料となり、着物クリーニングの仕上げは、最短で21日後からのお届けとなっています。

料金(税抜)
着物 13,400円
9,900円
8,340円

公式ページ

リナビス

リナビス
リナビスは、職人が長い経験と高い技術でクリーニングを行う宅配クリーニングサービスです。

他では「手間でやらない」サービスを無料でしてくれるのが特徴で、デリケートな衣類は単品洗いを行います。

着物の納期は、最短で1ヶ月となっています。

料金(税抜)
着物コース 15,000円
追加1点 9,000円
汗抜き +4,400円

公式ページ

着物を着用した後のお手入れ

頻繁にはクリーニングをしない着物ですが、着用後にきちんとお手入れをすることで、長くきれいに保つことができます。

ここでは、普段の着物のお手入れ方法について紹介します。

1.風を通す

ハンガーにかけて一晩干し、汗や湿気を取ります。

できれば、着物専用のハンガーを準備しましょう。

すぐに収納してしまうとカビや黄ばみの原因になるので、しっかりと乾燥させます。

2.ホコリを落とす

乾いたタオルで裾についたほこりなどをなでるように、優しく落とします。

そのときに、シミや汚れがないかもチェックしましょう。

3.湿気を避けて収納する

シワにならないようにたたみ、タトウ紙に包んで収納します。

タトウ紙は、通気性がよく、湿気を吸収してくれる衣類用の包み紙で、カビやほこり予防になり、シワになるのを防いでくれます。

除湿剤を利用するのもおすすめです。

収納の際は、型くずれを防ぐためにも、無理に詰め込まないようにしましょう。

まとめ|着物のトラブルはクリーニングへ

着物のクリーニングは、一般的な洋服に比べると料金や日数がかかります。

普段からお手入れをしていれば、シミや汚れが手遅れになることを避けられますが、きれいな状態で長持ちさせるためには、やはりプロによるクリーニングが最適です。

近くに専門店がなくても大丈夫。全国どこからでも利用できる宅配クリーニングで、もっと着物を楽しみましょう。

着物以外のおすすめ宅配クリーニングは以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。