【整理収納アドバイザー監修】片付けと収納のコツは?基本の流れを解説!

2020/09/22 / 2020/09/22

【整理収納アドバイザー監修】片付けと収納のコツは?基本の流れを解説!

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書店では断捨離や整理収納術の本がたくさん並び、ネットでも検索すれば片付けに関する記事をいくつも見つけることができます。

もっとモノを減らしたい。雑誌のようなすっきりとした部屋にしたい。

そう思っていても片付けが苦手という人は多いのではないでしょうか。

整理収納には簡単なルールとコツがあり、ポイントをおさえればスムーズに片付けが行えます。

今回はインスタグラムを中心に人気を集める整理収納アドバイザーFujinaoさんに監修していただいた、片付けの基本的なコツを解説していきます。

監修者

Fujinao
整理収納アドバイザー。転勤族生活で学んだ身軽なライフスタイルを日々発信中。

 

プロフィールはこちら

 

片付け前に考えておくこと

まず最初に考えたいのは「片付けによってどんなメリットが自分にあるのか」と「どんな暮らしがしたいのか」をハッキリさせること。

メリットとゴールがハッキリと決まっている方が行動がしやすいからです。

片付けで得られるメリットを考える

整理収納をするとどのような効果があるのでしょうか。

得られるメリットの例を3つ紹介します。

時間的効果

人は、1日に平均10分間探し物をしていると言われています。

小さなお子様がいるママさんであればもっと時間は増えるでしょう。

毎日忙しいのに探し物に時間を取られてしまうのは本当にもったいないことです。

また片付けによって行動導線がスムーズになれば毎日の家事や身支度の時短にも繋がります。

片付けでものを減らし、どこに何があるかを把握できれば毎日の生活がスムーズになり、これまでよりもっと有効に時間を使うことができますね。

経済的効果

片付いていないお家でよく見かけるのが「モノの二重買い」です。

どこに、何が、どのくらいあるのかを把握できていないので、そもそも持っているのを忘れてしまう。

探しても見つからないので、仕方がなく同じモノを買ってきてしまう。

モノがモノを呼ぶ、とはまさにこのことです。

使いかけのウエットティッシュがあちこちから干からびた状態で出てきたり、爪切りが10本も出てきたケースもありました

また、モノが多くなると同じ家族構成でも広い部屋が必要になります。住宅の建築費用や家賃にも影響を及ぼします。

同じようなモノをいくつも買わなくなることで無駄遣いすることがなくなり、さらにスペースも快適に使えます。

精神的効果

探し物をしているときの「アレがなかったら、どうしよう」という不安感。

一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

そんな日は仕事をしていても落ちつかなくて生産性も落ちてしまいがちです。

また、散らかった家に帰るたびに「片付けなくては」という現実を突きつけられてストレスが溜まったり、ごちゃごちゃとモノに囲まれていることで頭の中まで整理できない、落ちつかないという気持ちになったりと良いことがありません。

家の中がスッキリと片付くことでこういったストレスからも解放されます。

散らかった家に帰るストレスや片付けをしなければというイライラや焦りが減り、穏やかに暮らす助けになります。

どんな暮らしがしたいのかを考える

整理収納のメリットがわかったら次に考えたいのは「どんな暮らしをしたいのか」です。

自分がどんなテイストの部屋が好きなのか。

雑貨がいっぱい飾ってあるようなワクワクする空間がいいのか、それともモノが出ていない掃除がしやすい部屋がいいのか。

どんな暮らしが理想で、現状とはどう違うのか、片付けで何を解決したいのか、自分はどうなりたいのかを考えます。

片付けは単なるモノの移動ではなく、今の自分の暮らしや人生をより良く変えるための行動です。

そこまでお腹に落とし込むことができたらお片付けのスタートです。

片付けの3ステップ

下の3つはは片付けをするときの基本のステップです。

片付けのルールはシンプルですが順番が大切です。基本のルールをおさえてスムーズに片付けしましょう。

①全部出す
②「使っている」「使っていない」で分ける
③使っているモノだけを収納する

モノを全部出す

自分の持っているモノを把握し、種類ごとに分けるために引き出しや棚の中のモノをいったん全部取り出します。

大きな収納アイテムや収納庫か取り出すときはモノが多いため、レジャーシートなどを敷いて並べていきましょう。

同じモノを買っていたり、こんなところにあった!と探していたものが見つかったり気づくことがあるかもしれません。

それとざっくりでいいので出す作業と次の分ける作業を一緒に行うと効率よく行えます。

またモノを取り出したついでに収納場所の掃除も行っておきましょう。

仕分ける

取り出したモノを選別してきます。

まずは「いる」「いらない」ではなく「使っている」「使っていない」を判断基準にしましょう。

あなたの家の中に本当に必要なのはあなたの役に立ってくれている道具、つまり「使っている道具」です。

1年以上使っていないモノは、今後も使う可能性は低いでしょう。

同じようなモノをいくつも持っている場合は一番好みのモノや使いやすいモノだけを残します。

頂きモノだけど使っていないモノは気持ちだけ受けとってあとは処分したり譲渡先を探したりするのが良いでしょう。

仕分けるのに初めは時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると短時間で仕分けられるようになってきます。

使っていないモノは思い切って処分します。

使いづらい、汚れてしまって使いたくないモノなども処分の対象です。

グルーピングする

同時に、モノのジャンル分けもしていきます。

これは文房具のチームなのか、薬箱のチームなのか、お家のメンテナンス用品のチームなのかなど、モノの「仲間探し」をして仲間ごとに集めてあげましょう

スーパーでは「惣菜」「魚」「肉」「調味料」「紙製品」など仲間がしっかりと分かれているので何かを探すときにも「あのあたりかな」と目星が付けやすいですね。

お家の道具たちもきちんとジャンル別に集めて管理することで探し物がすぐに見つかるようになります。

保留にする

どうしても判断に迷うモノがあれば一度保留にし、普段使うものとは別な場所にしまっておきます。

時間がたってから改めて判断しましょう。

ただし、収納に場所をとる、保管に手入れが必要なモノは手間やコストをかけてまで、保管しておきたいか見直してみることも大切です。

しまう

収納の際は、モノをジャンルごとに使う頻度で分けると使いやすくなります。

毎日使うモノは出し入れしやすく、戻しやすい場所を意識してみましょう。

モノを「どこで使うのか」と「使用頻度」を考えながら収納していきます。

カテゴリーごとに分けて、まずは手持ちの収納空間にしまってみることをおすすめします。

収納のコツを習得しよう!


収納するときのコツを覚えて活用すると、モノが増えにくく、きれいな状態を保ちやすくなります。

一目で何が入っているのか把握できるようにする

上からパッと見て一目で何が入っているのか把握できるように、モノを重ねたりはせずに出し入れしやすいように収納してください

モノが重なっていたり、よく使うものなのに奥にしまいこんでいたりしませんか?

毎日使うものは少ない動作で出し入れできるほうが楽ですし、探し物がなくなる、二重買いしない、時短になるなどストレスを感じることがなくなります。

1つの場所には1ジャンルだけにする

引き出しなどに有効な方法です。

空いているスペースに入るだけ入れてしまうとごちゃごちゃしていまい、出し入れしにくいだけでなくストックの把握もできません。

ジャンルを決めておけば乱雑にならず、分かりやすいうえに取り出しやすくなります

ボックスやカゴ、仕切りを使って種類ごとに分けて収納しますが、収納するモノの分量に合った収納アイテムを使うようにしましょう

そして箱からはみ出すようになったら見直し時期ということにすれば減らし時がひと目で分かります。

とくに紙袋やプリント類、本、洋服、食品ストックは増えやすいので収納する容量を決めてしまうのがおすすめです。

ラベリングする

ボックスやカゴに収納したときは、中に何を入れているのか分かるようにラベリングしておきましょう

同じデザインの収納アイテムを使用している場合は必須です。

中をいちいち確認しなければ分からないようだと、手間がかかるためきれいな状態が続きません。

ボトルなど並べて収納したいときは、ナンバリングすると戻す順番も分かりやすく、しかもおしゃれな印象になります。

動線を意識する

モノは使う場所の近くに収納するのが基本です。

収納する場所が離れていると、使ったあとにそのまま放置しがちになります。

片付いた部屋を維持するのに一番大切なことが「サッと戻せること」です。

使ったら戻す動作がスムーズにできる流れを意識しましょう。

家族の収納を考えよう


整理収納は、家族の趣味や性格などがでやすいもの。

そのため家族の間で温度差がでてなかなか進まないこともよくある話です。

家族を含めた収納を考えるときに注意することやヒントをご紹介します。

家族のモノを勝手に捨てない

家族がいれば家族の分だけモノがあるのが当たり前です。

家族のモノが多いと気になるかもしれませんが、勝手に捨てるのはご法度。

人にはいらないと感じるモノでも、本人には大切なモノ、思い入れのあるモノかもしれなません。

適切にコミュニケーションをとることで、それがどういったモノなのか理解できます。

その上で、使っている本人に区別してもらうようにしましょう。

スペースを決める

とはいっても無尽蔵に物を増やされても困ります。

各自のスペースを決め、そこには口出しをしないルールを作るといいでしょう。

ただし、そのスペースに入りきるだけにしてもらい、増え過ぎたら自分で処分するように促します。

子どもにも同じルールを作ることで、必要なものと必要でないものを自分で判断する練習にもなります。

デジタル化する

子どもの絵や工作などの作品、取扱説明書やとっておきたいプリントなどをデジタル化することで検索できるようになり、スペースも空くので一石二鳥です。

デジカメやスマートフォンで写真を撮ってもいいですし、スキャンしてデータにしておいてもいいでしょう。

データなら劣化も防げますし、プリントすれば紙の状態に戻せます。

「もったいない」の解消法

片付けをしていると必ず心に浮かんでくるのが「もったいない」という気持ち。

けれども「もったいない」と捨てずに持っていては結局同じことの繰り返しになります。

発想の転換をしてみましょう。

  • 「使っていない」ことがもったいない
  • 活かせてないのに、場所をとることがもったいない
  • 片付けや部屋の維持管理に自分の時間を取られてしまうことがもったいない

捉え方を変えて「だったら使ってくれる人に譲ろう」という意識に変えていきましょう。

オークションやフリマアプリに出品したり、リサイクルショップに買い取ってもらえば、捨てる罪悪感を感じずに手放すことができます。

整理収納の際に気をつけること


整理収納をするときにやりがちな注意点をご紹介します。

収納グッズを先に買わない

整理収納で処分するのが一番多いのは実は収納アイテムなんです。

さあ片付けようと一念発起したとき収納アイテムをまずは買ってしまいがちですが、うまく使いこなせなかったり、結局モノが増えただけだったという経験はありませんか?

それに購入したものの使いづらいアイテムを使い続けるのも気持ちのいいものではありません。

もともとある収納アイテムにしまってみて、足りないアイテムがあれば買い足すようにしましょう。

最初は紙袋や空き箱などを使って簡易的に仕切りお試しでその収納システムを運用してみるのがおすすめです。

維持できそうであればしっかりとしたBOXなどに買い換えましょう。

普段使うものから片付ける

片付けはどこから始めたらいいでしょうか。

おすすめなのは「しばらく使っていないモノが入っている収納空間」です。

何が入っているのかハッキリと覚えていないような納戸や押入れ、クローゼットの奥深くなど、「しばらく使っていない」「何が入っているのか覚えていない」収納空間から始めるようにしましょう。

出てくるのが今まで使っていなかった道具ばかりなので悩まずに手放すことができ、スムーズに片付けを始めることができます。

逆に仕分けに時間と精神力が必要な思い出の品物や書類、趣味のものなどは後回しにします。

分別することに慣れてきたら取り掛かりましょう。

片付けは一生続く

生活をしていれば乱れたり、汚れたり、生活の変化でモノが増えたりすることはよくあること。

整理できない状態を責めないようにしましょう。

そして心の片隅に留めておいてほしいのが残すのか、捨てるかどうかの判断は一生続く、ということです。

人の暮らしと共に「自分にとって本当に必要なモノ」は変化し続けます。

定期的に不要になったモノまで溜め込んでしまっていないかをチェックするという習慣を忘れないでくださいね。

まとめ

片付けは単なるモノの移動ではなく、あなたの生活のクオリティを上げ、人生を前向きにさせてくれる行動です。

部屋は心の状態を映し出す鏡とも言われています。部屋の景色が変われば人生が変わります。

ぜひ、片付けをやり切って素敵な人生の一歩を踏み出してくださいね。

もし、モノの量が多すぎて不安なときや一人では上手くいきそうにない場合はプロの手を借りてみるのもひとつです。

私も何百という件数のお片付けの伴走者を務めさせていただきましたが、最初の一歩が踏み出せるとそのあとは軽々と走り出せるお客様がほとんどです。

ぜひ、勇気を持って最初の一歩を踏み出してみてくださいね。

片付け・整理収納におすすめのサービス4選

どこから手を付けたらいいか分からない、時間がない、片付けが苦手など整理収納のハードルが高いと感じているなら便利なサービスを利用するのもおすすめです。

たとえば片付け代行ならアドバイスをしながら片付けてくれることも多く、一度依頼するとコツを覚えられて、その後の片付けにも役立ちます。

家事代行ラボ編集部がおすすめの片付けに行き詰まったときに依頼したいサービスを4社ご紹介します。

片付け代行サービスを実際に利用した人の口コミは「これでスッキリ!口コミの良いおすすめ片付け代行サービス10選!」にて紹介していますので、合わせて確認してみてください。

サマリーポケット

サマリーポケットは、預けたいモノを箱に詰めて送るだけで、荷物を保管できる収納サービスです。

収納したアイテムは1点ごとにスマホで管理することができ、自由に取りだすことができます。

どうしても保管したいけれど自宅に置いておいたらスペースがかさばるものや、シーズンが終わって次の衣替えまでは仕舞いっぱなしになる洋服などの収納に最適なサービスです。

月額保管料
スタンダードプラン 300円/箱
エコノミープラン 250円/箱
ブックスプラン 400円/箱

※すべてレギュラーボックスの料金

公式ページ

タスカジ

タスカジ
タスカジは、ハウスキーパーと家事を依頼したい人をマッチングするサイトです。

ハウスキーパーである「タスカジさん」一人ひとりに得意分野を持っており、自分に合ったタスカジさんを見つけることができます。

アカウント登録後、レビューやプロフィールを確認しながら好みのタスカジさんを選び、Webから依頼しましょう。

ハウスキーピング協会」という団体が認定する整理収納アドバイザーの資格を持つタスカジさんも多くいるのでヒアリングをしながら使いやすい収納を提案し、行ってくれます。

登録自体は無料なので、まずは登録して自分に合ったタスカジさんがいるか確認してみるのがおすすめです。

料 金 1時間あたり1,500円(税込)~
タスカジさんのスキルやランクによって料金は変わります。
作業時間 3時間の固定
交通費 別途必要(実費)

公式ページ

Casy


Casyは住宅の清掃全般を行っていて、その中で整理収納を依頼することができます。

厳しい審査を受けて、研修やトライアルを修了した「キャスト」と呼ばれるスタッフが作業を担当することで質の高いサービスを提供しています。

お掃除全般での依頼になるので、お部屋の片付けと水回りの掃除をやってほしい!なんて依頼もできる自由度の高さも魅力の一つです。

料 金 1時間あたり2,500円(税抜)
キャストの指名などオプションもあり(1時間あたり400円)
作業時間 2時間以上30分単位 4時間まで
交通費 700円(税込)

会員登録後はWebでかんたんに予約ができ、スポット利用では当日3時間前まで依頼可能なので急な来客のときなどに便利です。

CaSyも登録は無料なので、すぐに依頼できるように登録だけ済ませておくのがおすすめです。

公式ページ

ダスキン・メリーメイド

メリーメイド
ダスキン・メリーメイドは30年の実績を持ち、教育されたスタッフによるプロの家事代行サービスです。

47都道府県すべてに店舗があり、幅広いサービスを展開しています。

「おかたづけサービス」では、事前訪問のよるヒアリング(無料)を行い、スタッフ2名により使いやすい収納場所や方法を提案。

使いやすさなどを考えつつ、ライフスタイルに合った収納のアドバイスをしています。

3つのプランをご紹介しますが、料金は地域により異なるため近くの店舗を確認することをおすすめします。

ご希望のおかたづけプラン


要望を聞きながら片付けが難しいと感じているところを整理し、きれいに使いやすくライフスタイルに合った収納をしてくれるプランです。

標準料金 15,400円(税込)~
作業時間 2時間(スタッフ2名)

箇所別おかたづけサービス


希望の1箇所だけを片付けるサービスとなっていてモノの分類をし、取り出しやすい収納を行います。

押入れなどモノの把握ができていない場所を片付けたい人や「おかたづけサービス」をお試しで利用してみたい人におすすめです。

標準料金 11,500円(税込)~
作業時間 1時間30分(スタッフ2名)

すっきりと暮らすライフ整理サービス


生前整理を意識したサービスとなっています。

安全に暮らしたいと感じている人、家族の遺品を整理したい人などにおすすめで、気持ちに寄り添い、モノに向き合いながらゆっくりていねいに行っていきます。

 

標準料金 6,600円(税込)~
作業時間 2時間(スタッフ1名)

公式ページ

 

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