エアコン室外機の掃除は必要？掃除する方法や得られるメリットも解説

2020/04/08 / 2021/04/08

エアコンの室外機の掃除をしないとどうなる？

エアコンの室外機を掃除しないと、まず見た目が悪くなります。

玄関脇などのよく見える場所に室外機を設置している場合は、家全体が古びて見えてしまうこともあるでしょう。

実はエアコンの室外機を掃除せずに放置していると、見た目の問題だけ以外も生じてきてしまいます。

エアコンの寿命が短くなる

室外機の掃除をしないでおくと、室外機内部のフィン（熱交換器）が目詰まりします。

目詰まりしたまま運転をすると常にフルパワーでエアコンを稼働することになり、寿命が短くなる可能性があります。

エアコンの故障の原因になる

フルパワーで長時間稼働すると、エアコンのモーターに負荷がかかった状態になります。

故障の原因にもなるので、室外機は定期的に掃除をするようにしましょう。

異臭がする

室外機の汚れは、ほこりやカビなどのさまざまな要因が関係してくるため、放置していると異臭を放つようになります。

これらのにおいが室内に入り込むことにもなり、異臭がすることもあるでしょう。

アレルギーの原因になる

室外機の掃除を放置していると、アレルギーやぜんそくの原因になることもあるので、要注意です。

雨風に晒される室外機は掃除をさぼっていると、カビが発生することがあります。室外機内のカビがエアコン本体にも繁殖し、エアコンの風と共に室内に入り込むことも。

そのままカビの乗った空気を吸い込むと健康に影響を及ぼす危険性もあります。

異音がする

ホコリや泥などによって室外機のフィルター部分が目詰まりしていると、空気の入れ替えがスムーズに行われなくなることがあります。

異音の原因になるので、注意が必要です。

また、モーターがフル稼働することでも異音が生じることがあります。

電気代が高くなる

室外機に汚れが溜まっていると熱効率が悪くなるため、少しのパワーで室内を快適な温度にすることができません。

そのため、常にフルパワーで稼働したり長時間稼働が必要になったりするので、電気代が高くなることもあります。

エアコンの室外機を掃除する方法

エアコンクリーニング業者に依頼すると、室外機を分解して徹底的に掃除をしてもらえます。

しかし、ある程度ならば、自分で掃除する方法もあります。具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ただし無理はせず、不安に感じるときがあればエアコンを壊さないためにも専門業者に依頼するようにしましょう。

1.外側の汚れを雑巾で拭く

室外機の外側が汚れていると、室外機の内部にも汚れが入り込みます。

まずは室外機の外側の汚れを雑巾で拭きましょう。

室外機は元々雨風に強い素材で作られているため、濡れた雑巾で拭いてもサビの原因にはなりにくいです。

しっかりと絞った雑巾で拭いて、汚れをしっかりとおとしましょう。

2.ブラシで網目の汚れを取る

室外機の網目の部分の汚れも、無理のない範囲で濡れ雑巾で落とします。

雑巾では落ちにくい部分に関しては、古くなった歯ブラシでしっかりとこすって落としましょう。

なお、落とした汚れが室外機の内部に入ってしまうと、ファンに汚れがつく原因になることがあります。

落とした汚れが中に入らないためにも、掃除機で吸い取っておくことをおすすめします。

3.フィンの隙間の汚れを落とす

室外機の側面や裏面にある金属板（フィン、熱交換器）と室外機本体の間にも汚れが溜まっています。

手が届く範囲は歯ブラシを使って丁寧に汚れを落とし、落とした汚れは掃除機で吸い取っ手おきましょう。

なお、室外機のフィンは繊細で変形しやすいので、力を加えないように注意してください。

難しいときは無理をせず、エアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

4.ドレンホース内部を掃除

ドレンホース（室外機についているホース）の中に汚れが溜まっていると、エアコンから発生した水が排出されずに逆流するため故障の原因になることがあります。

泥や枯れ葉などが詰まっていないかチェックして、汚れを棒などで掻き出しておきましょう。

5.水抜き穴の詰まりを除去

室外機の底部分にはドレンホースにつながる水抜き穴があります。

この部分が詰まっているときも、エアコンから生じる水が逆流するため、エアコンの故障の原因になることがあります。

割りばしや歯ブラシを使って、詰まりを除去しておきましょう。

室外機の掃除のタイミング

室外機の掃除のタイミングは特に決まっていませんが、次のようなことが見られるときは、掃除をしてみてはいかがでしょうか。

エアコンをつけても、冷えにくい・温まりにくいと感じるとき
いつもよりも稼働音が大きいとき、異音がするとき
エアコンを使用するシーズン前

室外機の掃除にはある程度時間がかかるため、真冬や真夏などはあまりおすすめできません。

心地よく外で過ごせる気候のときに、掃除をするようにしましょう。

室外機の掃除の頻度

室外機の掃除の頻度は2～3年に一度が目安とされています。

しかし、これはエアコンクリーニング業者に依頼して徹底的に汚れを落とす場合の話です。

個人で掃除をすると、エアコンクリーニング専門の業者ほどには徹底的に汚れを落とせません。

そのため、掃除をしてもすぐに汚れが溜まる恐れがあるので、個人でする場合は年に2～3回ほどは掃除をするようにしましょう。

室外機掃除におすすめのエアコンクリーニング業者

エアコン室外機の外側は自分でも掃除することは可能ですが、内部を分解して掃除するのは個人では難しいです。

エアコンクリーニング専門業者に依頼して、定期的に掃除するようにしましょう。

なお、どのエアコンクリーニング業者に依頼する場合も、室外機の掃除は基本的にはオプション扱いです。

基本となるエアコン本体の掃除を依頼したうえで、室外機の掃除も依頼しましょう。

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※2012年1月～2020年9月おそうじ本舗調べ

クリーニング内容	料金
壁掛けタイプエアコンの全体クリーニング	12,100円～
天井埋め込みタイプエアコンの全体クリーニング	27,500円～
室外機クリーニング	5,500円～

※料金は全て税込です。

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天井埋め込みタイプエアコンの全体クリーニング	25,000円～
室外機クリーニング	3,980円～